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南部弁講座第10弾

2024年12月20日

今回は、青森方言講座第10弾をお届けしましょう!

 

青森県出身の水梨子が、

よく聞かれる青森の方言について紹介する

二か月に1回のコーナーです(笑)

今回が、最終回となります!

 

青森の方言について、おさらいしますと、

日本海側エリアは津軽弁

太平洋側エリアは南部弁、

そしてまさかりの形をした下北半島は下北弁です。

 

私は、太平洋側地域の南部弁を話して、

育ってきました~!

 

今回もクイズ形式で、南部弁を紹介していきますよ~!

今日は、全部で2問あります!

 

ぜひ、どういう意味か考えてみてくださいね~!

(クイズの答えは最後に掲載します)

 

  • 『もちょこい』という言葉は、どういう意味でしょうか。

 

言葉だけきいたら、すごい不思議な言葉ですよね(笑)

私は、よく子供の頃使ってました!

 

例文は、「もちょこいからやめてけろ~」 です!

 

少し例文だけだと、難しいかもしれませんが。

いかがでしょうか。

 

  • 「いんずい」とは、どういう意味でしょうか。

 

いんずいもね、代表的な青森県の方言ですね~!

もしかしたら、意味を知っている方も多いかもしれませんね~!

 

例文は、「この靴いんずいんだよね~」

 

私も地元にいた時は、よく使っていましたし、

先日、宮城出身の友人と話していた時に、

友人が「いんずい」といっていて、懐かしすぎる!と友人と笑っていました。

 

どうでしょうか。

 

****

2問南部弁クイズを出しましたが、いかがだったでしょうか。

 

クイズは、これで終了なんですが、

最後に私が今でも使っちゃう、青森や東北地方でよく使われる言い回しをご紹介しましょう!

 

青森・東北では、「~ささる」という言葉が良く使われます。

 

例えば、「ボタンおささっちゃった」などです。

 

普通は、「間違って、ボタンを押しちゃった」というところ、

自分が押したくて押したのではなく、意図せずボタンを押してしまったときに、

「ボタンおささっちゃった」といって、自分に非がないことを表現しています(笑)

 

これ、本当に便利なんですよね。

インクが切れて書けないペンとかも、

「このペンインクが切れてかかさらない」といったり、

「つい面白くて、テレビ最後までみらさっちゃった」といったりします(笑)

 

感覚的なものなので、つい今でも使ってしまう方言です。

 

去年から、定期的に南部弁や津軽弁などをご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか。

 

ぜひ、青森や東北に旅行にいくことがあれば、

方言にも注目してみてくださいね!

 

今日は、青森の方言「南部弁」をご紹介しました!

 

 

************

クイズの答え

  • 『もちょこい』

 

正解  『くすぐったい』

 

例文の意味は、「くすぐったいからやめて~」という意味になります。

 

小さいころはよく同い年の従妹と、脇腹とかをこちょこちょして遊んでたんですけど、

その時に、もちょこいもちょこい!というながらじゃれ合って遊んでいました(笑)

 

くすぐったい=もちょこいと教わった記憶はないんですが、

なぜか、とっさに「もちょこい」って言っちゃうんですよね。

 

私の母には、もちょこいなんて言わないよって言われていたので、

従妹と二人だけで通じる言葉なのかと思っていたら、

北海道や青森などの、ちゃんとした方言でした(笑)

 

  • 『いんずい』

 

正解   『しっくりこない』

 

正直、これは感覚の問題なので、あまり当てはまる標準語がないというのが正しいんですが、

当てはめるなら、しっくりこない・窮屈という意味になります。

 

例文は、この靴、ちょっときつくてしっくりこないだよね。という意味になります。

 

デザインがしっくりこないということではなく、

体にフィットしていないときに、いんずいという言葉をよく使いますね!

 

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mizunashi 8:00 PM

高岡市立博物館

12月も後半になりましたね。

雪もふったりと本格的な冬がやってきましたね。

どんどん寒くなりますので、体調を崩さないようにお気を付けくださいね!

 

さて、先週のSTEP!では、高岡市立博物館をご紹介しました!

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高岡市立博物館は、高岡古城公園内にある博物館です!

高岡の歴史や民族、伝統産業について、

詳しく知ることができます~!

 

初めて高岡市立博物館に行ってきたんですが、

これ無料でみていいんですか!?と感じるぐらい、

ボリュームがある展示で、見ごたえがありましたよ~!

 

まずは、常設展からご紹介しましょう!

常設展では、高岡の歴史や歴史を彩る人々、伝統産業・民族の3つのコーナーに分かれています!

 

最初の展示室は、高岡の歴史を、原始・古代から現代にいたるまで、順番にご紹介しています!

その中でも高岡といえば、高岡城ができた時代の歴史が気になるという方が多いのではないでしょうか!

高岡の町は、1609年に前田利長によって城下町として開かれました!

武士や家来たちを引き連れ、高岡城に入城し、

土地を無償で与え、税金を無料にし、町人たちを集めました!

 

高岡の町は活気があふれる町となったのですが、

町ができてから、5年後に利長はなくなり、次の年には幕府の一国一城例により廃城とななります。

武士はいなくなり、町人たちも町を離れてしまいますが、

3代藩主の利常が、城下町から商工業の町へと転換したことで、

百万石の台所といわれるまで成長したそうです・・・!

 

現在は、高岡城の建物は残っていませんが、

当時の堀がほぼ100%残っていたり、

築城時の石垣材がのこっていたりします!

そのため、富山県で唯一日本100名城にもえらばれているんです!

 

私も取材終わりに、実際に残っている石垣をみてきました~!

まさか、400年以上前からあるものだと思っていなかったので、

びっくりしましたね~!

 

展示では、ここがすごいよ!高岡城という展示もありまして、

例えば、築城関連古文書が豊富!、

高岡城の水堀は、400年の間一度も枯れたことがない!など!

 

高岡古城公園は、今までも何度も訪れていましたが、

知らないことが多く、驚きました!

 

また、現在、期間限定で、江戸幕府2代将軍徳川秀忠から、前田利長に当てた書状を見ることができます!

 

高岡城で病気療養をしていた利長を見舞う手紙だったそうです。

 

この書状は、12月22日(日)までの展示となっていますので、

お早めに見に行ってみてくださいね~!

 

また、子供たちも楽しめるように、

体験コーナーやクイズコーナーもたくさんありますよ~!

 

私も、利長君の兜をかぶってみよう!というコーナーで、

長―い兜をかぶってみました~!

かなりバランスがとりにくくて、もっと重い兜を将軍たちはかぶっていたことに驚きました!

子供用の紙でつくった兜もありますので、

記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

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そして、現在高岡市立博物館では、企画展「映画ポスター・チラシ展」を開催中です!

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映画といいますと、今も娯楽の一つですよね。

大正から昭和初期にかけて、

歌舞伎や芝居、歌劇などの大衆演劇に変わり、映画が中心になっていったそうです!

 

 

大正時代から昭和30年代にかけて、

高岡市内には多くの映画館が誕生しています。

 

特に、昭和20年代から30年代にかけては、「高岡の映画黄金時代」といわれていました~!

というのも、昭和36年時点で、

高岡市内だけで、なんと16館もの映画館・劇場があったそうなんです~!

 

今は、富山県内全体で5つの映画館ですので、

高岡市だけで16館は、すごい数ですよね~!

 

ただ、テレビの普及などにより、

昭和30年代後半から、閉館する映画館が増え、

平成3年を最後に全て閉館することになりました。

 

ちょうど平成3年というのが、高岡市に複合型映画館ができたころなので、

時代が移り変わったということですね。

 

今回の企画展では、当時のポスターを見ることができますので、

気になったポスターをご紹介しましょう!

 

まずは、世界館の映画ポスターです。

真ん中に、一番目玉の映画タイトルがどどん!と書いてあり、

下にこんな映画もやってるよ~という感じで2本映画のタイトルが書いてあります。

 

注目の映画のタイトルが、「男性対女性」

内容としては、資本家である親の思惑から逃れて、自分の道を切り開いていく若者たちを描いた作品だそう・・・!

 

また、帝国館のポスターは、横長のポスターで、

同じように目玉の映画が大きく宣伝されて、他の映画は下の方にタイトルが書いてあるというスタイルです!

 

「検事とその妹」という映画タイトルが個人的に気になりました!

検事のお仕事と、妹がどのようにかかわってくるのか、

タイトルだけで、映画の内容が想像できないのが、当時の映画のようで面白いですよね~!

 

他にも、高岡文化ニュース映画館では、

その日、その週の日本ニュース、海外ニュースを流していたそうです・・・!

今は、テレビや新聞、インターネットで情報が主流ですが、

当時は映画館でニュースを見ていたのか!と驚きました!

 

他にも、いろいろなポスターが掲示されていますので、

じっくりご覧になってみてくださいね。

 

今回、初めて高岡市立博物館に行ってきましたが、

高岡市の歴史について詳しく知ることができ面白かったです~!

企画展も、私は複合型映画館にしかいったことがなかったので、

当時の映画館に行ってみたかったなぁと思いをはせていました。

 

無料で楽しめますので、ぜひ行ってみてくださいね!

 

今日は、高岡市立博物館をご紹介しました!

 

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高岡市立博物館

場所 高岡古城公園内

開館時間 午前9時から午後5時まで

最終入館 午後4時30分まで

休館日  月曜日

※年末年始は12月29日から1月3日までお休みとなります。

入場料  無料

 

また、高岡市立博物館では高岡市に関連する絵図や古文書などの歴史資料や古写真を収集しているそうです。

お家の整理している際にもしそういったものがありましたら、高岡市立博物館にお問い合わせください!

詳しくは、コチラから。

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mizunashi 12:41 PM