ブログトップページはコチラ

南部弁講座第10弾

2024年12月20日

今回は、青森方言講座第10弾をお届けしましょう!

 

青森県出身の水梨子が、

よく聞かれる青森の方言について紹介する

二か月に1回のコーナーです(笑)

今回が、最終回となります!

 

青森の方言について、おさらいしますと、

日本海側エリアは津軽弁

太平洋側エリアは南部弁、

そしてまさかりの形をした下北半島は下北弁です。

 

私は、太平洋側地域の南部弁を話して、

育ってきました~!

 

今回もクイズ形式で、南部弁を紹介していきますよ~!

今日は、全部で2問あります!

 

ぜひ、どういう意味か考えてみてくださいね~!

(クイズの答えは最後に掲載します)

 

  • 『もちょこい』という言葉は、どういう意味でしょうか。

 

言葉だけきいたら、すごい不思議な言葉ですよね(笑)

私は、よく子供の頃使ってました!

 

例文は、「もちょこいからやめてけろ~」 です!

 

少し例文だけだと、難しいかもしれませんが。

いかがでしょうか。

 

  • 「いんずい」とは、どういう意味でしょうか。

 

いんずいもね、代表的な青森県の方言ですね~!

もしかしたら、意味を知っている方も多いかもしれませんね~!

 

例文は、「この靴いんずいんだよね~」

 

私も地元にいた時は、よく使っていましたし、

先日、宮城出身の友人と話していた時に、

友人が「いんずい」といっていて、懐かしすぎる!と友人と笑っていました。

 

どうでしょうか。

 

****

2問南部弁クイズを出しましたが、いかがだったでしょうか。

 

クイズは、これで終了なんですが、

最後に私が今でも使っちゃう、青森や東北地方でよく使われる言い回しをご紹介しましょう!

 

青森・東北では、「~ささる」という言葉が良く使われます。

 

例えば、「ボタンおささっちゃった」などです。

 

普通は、「間違って、ボタンを押しちゃった」というところ、

自分が押したくて押したのではなく、意図せずボタンを押してしまったときに、

「ボタンおささっちゃった」といって、自分に非がないことを表現しています(笑)

 

これ、本当に便利なんですよね。

インクが切れて書けないペンとかも、

「このペンインクが切れてかかさらない」といったり、

「つい面白くて、テレビ最後までみらさっちゃった」といったりします(笑)

 

感覚的なものなので、つい今でも使ってしまう方言です。

 

去年から、定期的に南部弁や津軽弁などをご紹介してきましたが、

いかがだったでしょうか。

 

ぜひ、青森や東北に旅行にいくことがあれば、

方言にも注目してみてくださいね!

 

今日は、青森の方言「南部弁」をご紹介しました!

 

 

************

クイズの答え

  • 『もちょこい』

 

正解  『くすぐったい』

 

例文の意味は、「くすぐったいからやめて~」という意味になります。

 

小さいころはよく同い年の従妹と、脇腹とかをこちょこちょして遊んでたんですけど、

その時に、もちょこいもちょこい!というながらじゃれ合って遊んでいました(笑)

 

くすぐったい=もちょこいと教わった記憶はないんですが、

なぜか、とっさに「もちょこい」って言っちゃうんですよね。

 

私の母には、もちょこいなんて言わないよって言われていたので、

従妹と二人だけで通じる言葉なのかと思っていたら、

北海道や青森などの、ちゃんとした方言でした(笑)

 

  • 『いんずい』

 

正解   『しっくりこない』

 

正直、これは感覚の問題なので、あまり当てはまる標準語がないというのが正しいんですが、

当てはめるなら、しっくりこない・窮屈という意味になります。

 

例文は、この靴、ちょっときつくてしっくりこないだよね。という意味になります。

 

デザインがしっくりこないということではなく、

体にフィットしていないときに、いんずいという言葉をよく使いますね!

 

************

 

mizunashi 8:00 PM

高岡市立博物館

12月も後半になりましたね。

雪もふったりと本格的な冬がやってきましたね。

どんどん寒くなりますので、体調を崩さないようにお気を付けくださいね!

 

さて、先週のSTEP!では、高岡市立博物館をご紹介しました!

image0

高岡市立博物館は、高岡古城公園内にある博物館です!

高岡の歴史や民族、伝統産業について、

詳しく知ることができます~!

 

初めて高岡市立博物館に行ってきたんですが、

これ無料でみていいんですか!?と感じるぐらい、

ボリュームがある展示で、見ごたえがありましたよ~!

 

まずは、常設展からご紹介しましょう!

常設展では、高岡の歴史や歴史を彩る人々、伝統産業・民族の3つのコーナーに分かれています!

 

最初の展示室は、高岡の歴史を、原始・古代から現代にいたるまで、順番にご紹介しています!

その中でも高岡といえば、高岡城ができた時代の歴史が気になるという方が多いのではないでしょうか!

高岡の町は、1609年に前田利長によって城下町として開かれました!

武士や家来たちを引き連れ、高岡城に入城し、

土地を無償で与え、税金を無料にし、町人たちを集めました!

 

高岡の町は活気があふれる町となったのですが、

町ができてから、5年後に利長はなくなり、次の年には幕府の一国一城例により廃城とななります。

武士はいなくなり、町人たちも町を離れてしまいますが、

3代藩主の利常が、城下町から商工業の町へと転換したことで、

百万石の台所といわれるまで成長したそうです・・・!

 

現在は、高岡城の建物は残っていませんが、

当時の堀がほぼ100%残っていたり、

築城時の石垣材がのこっていたりします!

そのため、富山県で唯一日本100名城にもえらばれているんです!

 

私も取材終わりに、実際に残っている石垣をみてきました~!

まさか、400年以上前からあるものだと思っていなかったので、

びっくりしましたね~!

 

展示では、ここがすごいよ!高岡城という展示もありまして、

例えば、築城関連古文書が豊富!、

高岡城の水堀は、400年の間一度も枯れたことがない!など!

 

高岡古城公園は、今までも何度も訪れていましたが、

知らないことが多く、驚きました!

 

また、現在、期間限定で、江戸幕府2代将軍徳川秀忠から、前田利長に当てた書状を見ることができます!

 

高岡城で病気療養をしていた利長を見舞う手紙だったそうです。

 

この書状は、12月22日(日)までの展示となっていますので、

お早めに見に行ってみてくださいね~!

 

また、子供たちも楽しめるように、

体験コーナーやクイズコーナーもたくさんありますよ~!

 

私も、利長君の兜をかぶってみよう!というコーナーで、

長―い兜をかぶってみました~!

かなりバランスがとりにくくて、もっと重い兜を将軍たちはかぶっていたことに驚きました!

子供用の紙でつくった兜もありますので、

記念撮影をしてみてはいかがでしょうか?

image2

 

そして、現在高岡市立博物館では、企画展「映画ポスター・チラシ展」を開催中です!

image1

映画といいますと、今も娯楽の一つですよね。

大正から昭和初期にかけて、

歌舞伎や芝居、歌劇などの大衆演劇に変わり、映画が中心になっていったそうです!

 

 

大正時代から昭和30年代にかけて、

高岡市内には多くの映画館が誕生しています。

 

特に、昭和20年代から30年代にかけては、「高岡の映画黄金時代」といわれていました~!

というのも、昭和36年時点で、

高岡市内だけで、なんと16館もの映画館・劇場があったそうなんです~!

 

今は、富山県内全体で5つの映画館ですので、

高岡市だけで16館は、すごい数ですよね~!

 

ただ、テレビの普及などにより、

昭和30年代後半から、閉館する映画館が増え、

平成3年を最後に全て閉館することになりました。

 

ちょうど平成3年というのが、高岡市に複合型映画館ができたころなので、

時代が移り変わったということですね。

 

今回の企画展では、当時のポスターを見ることができますので、

気になったポスターをご紹介しましょう!

 

まずは、世界館の映画ポスターです。

真ん中に、一番目玉の映画タイトルがどどん!と書いてあり、

下にこんな映画もやってるよ~という感じで2本映画のタイトルが書いてあります。

 

注目の映画のタイトルが、「男性対女性」

内容としては、資本家である親の思惑から逃れて、自分の道を切り開いていく若者たちを描いた作品だそう・・・!

 

また、帝国館のポスターは、横長のポスターで、

同じように目玉の映画が大きく宣伝されて、他の映画は下の方にタイトルが書いてあるというスタイルです!

 

「検事とその妹」という映画タイトルが個人的に気になりました!

検事のお仕事と、妹がどのようにかかわってくるのか、

タイトルだけで、映画の内容が想像できないのが、当時の映画のようで面白いですよね~!

 

他にも、高岡文化ニュース映画館では、

その日、その週の日本ニュース、海外ニュースを流していたそうです・・・!

今は、テレビや新聞、インターネットで情報が主流ですが、

当時は映画館でニュースを見ていたのか!と驚きました!

 

他にも、いろいろなポスターが掲示されていますので、

じっくりご覧になってみてくださいね。

 

今回、初めて高岡市立博物館に行ってきましたが、

高岡市の歴史について詳しく知ることができ面白かったです~!

企画展も、私は複合型映画館にしかいったことがなかったので、

当時の映画館に行ってみたかったなぁと思いをはせていました。

 

無料で楽しめますので、ぜひ行ってみてくださいね!

 

今日は、高岡市立博物館をご紹介しました!

 

********************

高岡市立博物館

場所 高岡古城公園内

開館時間 午前9時から午後5時まで

最終入館 午後4時30分まで

休館日  月曜日

※年末年始は12月29日から1月3日までお休みとなります。

入場料  無料

 

また、高岡市立博物館では高岡市に関連する絵図や古文書などの歴史資料や古写真を収集しているそうです。

お家の整理している際にもしそういったものがありましたら、高岡市立博物館にお問い合わせください!

詳しくは、コチラから。

********************

mizunashi 12:41 PM

正月事始め・煤払い・松迎え

2024年12月13日

先ほどのSTEP!で発表いたしましたが、

私水梨子真穂は、12月末をもちまして、FMとやまを退社し、富山を離れることになりました。

それに伴い、STEP!も12月27日の放送で終了となります。

約3年9か月、大変お世話になりました。

 

詳しく、私のXの方で報告しておりますので、よろしくお願いいたします。

(水梨子Xのアカウントは、コチラから。)

 

12月末までは、通常通りブログも更新しますので、

よろしくお願いいたします!

 

さて、今日のSTEP!では、正月事始め・煤払い・松迎えについてご紹介しました!

12月13日は、正月事始め・煤払い・松迎えの日です!

煤払いなどをして、お正月に各家にやってくる豊作や幸せをもたらす年神様を迎える準備を始める日となっています!

 

もともと旧暦の12月8日が事始めの日とされていましたが、

江戸時代に12月13日が「鬼宿日」という最上の吉日だったことから、

年神様を迎える準備を始める日としてふさわしい日として、

正月事始めの日になったそうですよ~!

 

今の暦にあったあとも、そのまま12月13日が正月事始めの日とされています。

 

江戸時代は、薪や炭で火を起こしていたため、天井や壁に煤が溜まることが多かったので、

煤払いして、その後、松迎えといって門松やおせち料理を作るための薪などをとりに行っていたそうです。

 

この煤払いの習慣が、今でいう大掃除につながっています!

 

なので、12月13日は、大掃除の日にもなっていますよ~!

 

リスナーのみなさんは、どうでしょう!

もう大掃除は始めていますか~?
年末に一気に大掃除する方や、早い段階から少しずつ大掃除をする方など、

お家によって大掃除の仕方も違いますよね~

 

私はいつも、早めにやらなきゃと思いつつ、

実家に帰省する直前に慌てて大掃除するのが定番です(笑)

 

本当は、寒くならないうちにやったほうが楽だってわかっているんですけどね~、

気が付いたら12月下旬になっています。

 

そんな後回しにしがちな大掃除ですが、

掃除する場所のチェックリストを作ったり、スケジュールを立てたり、

ご家族で澄んでいる場合は、誰がどこの掃除を担当するかなどを、決めるのが良いそうです!

 

まずは、大まかに掃除する場所を書き出しましょう!

玄関、リビング、キッチン、お風呂などなど。

そのあとに、より詳しく掃除したいところを上げていきます。

例えば、キッチンだったら、ガスコンロ、換気扇、シンク、冷蔵庫、電子レンジなどと、

細かく書き出していきましょう!

全部書き出したら、たぶんね結構な量になって、

これを全部やるのか~と少しやる気をなくしてしまいそうですよね。

やる気を維持するために、全部書き出したあと、

絶対に掃除をする場所と時間に余裕があったら掃除する場所に分けていきましょう!

すると、少し気持ちが楽になると思います~!

 

そのあと、一人暮らしの方は大まかなスケジュールをたてて、

順番に掃除していきましょう!

ご家族で暮らしている場合は、掃除する場所も多いと思いますので、

それぞれ担当を決めるのがいいかもしれませんね~!

 

キッチンは誰、お風呂は誰と決めるのもいいですし、

キッチンの換気扇はお父さん、シンクはお母さん、家電やテーブル拭きを子供たちなど、

同じ場所だけど担当分けするのもいいそうです!

同じ場所を掃除していると、コミュニケーションもとれますし、

掃除のダブルチェックもできるので、いいですよね~!

 

きっとそれぞれ得意分野があると思いますので、

お互い助け合いながらできると効率が良さそうですね!

 

あと、一番大事なのは、完璧を目指さない!ということです。

完璧を目指すと、これもやらなきゃ、あっちも掃除しなきゃとどんどん気になるところがでてきて終わらなくなってしまいます。

 

なので、あまり完璧を目指さずほどほどにお掃除してみてくださいね!

 

また、換気扇など普段なかなかやらない場所のお掃除方法は、

私が担当している毎週金曜日の朝8時30分から放送の「hava a nice home」という番組でも紹介しています!

 

先週と今週、大掃除特集でしたので、

気になる方は、radikoで聞いてみてくださいね!

ぎりぎり今日まで先週放送分まで、聴くことができます!

STEP!終わりに、ぜひ聞いてみてくださいね~!

 

大変な大掃除ですが、一緒に頑張りましょう!

 

今日は、大掃除についてご紹介しました!

 

 

mizunashi 8:30 PM

滑川市博物館

2024年12月9日

寒い日が続き、なかなかお出かけをする機会も少なる季節ですが、

暖かい室内で、富山の歴史について勉強してみませんか~?

 

今回は、滑川市博物館の企画展『な~ん 知らんだ!富山県東部の縄文後期ワールド』をご紹介します!

image1

image0

富山県には、さまざまな遺跡がありますよね!

以前、STEP!でも朝日町の境A遺跡などの出土品を展示しているまいぶん館をご紹介しました。

 

現在、滑川市博物館で行われている企画展は、

富山県東部の遺跡の出土品を中心に紹介しています。

 

今回は、滑川市博物館の学芸員 盛田拳生さんに詳しく教えていただきました~!

 

まず、滑川市には、富山県指定文化財の『本江遺跡』があります。

縄文時代後期というかぎられた時代に反映した遺跡で、

さらに古墳時代の五角形住居跡なども見つかっています!

 

この古墳時代の住居跡が見つかったことをきっかけに、県指定文化財に指定されましたが、

縄文時代の出土品も珍しいものが多く、

研究者からも注目されている遺跡となっています~!

 

本江遺跡の縄文時代の特徴、それは、いろんな地域の文化が入り混じっているということです!

 

一般的には、東北地方の遺跡なら東北地方特有の模様の土器、

関東地方なら、関東でよくみられる形・模様の土器など、

その地域特有の土器が見つかることが多いです。

 

ただ、本江遺跡では、東北地方、関東地方、西日本、信州地域、それぞれの文化が取り入れられた土器が出土しているんです~!

 

縄文土器って、どれも似たような模様だと思っていたんですが、

じっくりみてみると、地域によって全く違う模様になっているので、

とっても興味深かったです・・・!

 

本江遺跡で見つかっている縄文土器を順番にご紹介しましょう!

 

まずは、関東地方でよくみられるタイプの土器です!

特徴としては、土器の外側に文様・模様がなく、

内側に細かい線や刺突文といわれる等間隔に何かで刺して型をつけた模様があります!

 

内側なので、ご飯茶碗で例えると、ご飯をもるところに模様があるということです!

 

細い線なので、結構スタイリッシュなデザインでカッコイイ感じでした!

 

また、器の縁の部分は少しギザギザしているのも特徴的です。

 

続いてご紹介するのは、西日本でよくみられるタイプの土器です。

西日本の土器は、巻貝を押し付けた文様に、横線・刺突文があります。

関東は内側に模様がありましたが、

西日本の影響を受けている土器は、外側に模様が描かれています!

 

ただ、本江遺跡で見つかっている西日本タイプの土器は、

完成度が低いとのことです(笑)

正確にはわかっていないそうですが、

学芸員によると、西日本でつくられた土器を持ってきたり、

西日本出身の人が富山で土器を作ったりしたのではなく、

西日本の文化の土器を見よう見まねで作っていたので完成度が低いのではないかとのことです。

 

土器に完成度が高い・低いがあると思っていなかったので、

ちょっとびっくりしましたね(笑)

 

次にご紹介するのは、東北地方の影響を受けた土器です。

深鉢などのくびれ部分にある縄で模様をつけたうねうねした縄文が特徴的です!

 

また、信州地方タイプの土器は、くびれ部分にぎざぎざの文様が描かれています。

アルファベットのZを縦につなげてかいたような模様です!

また、縁の部分が王冠のように波打った形、角が生えているような形になっています。

 

 

さらに、本江遺跡では、今ご紹介した土器の他にも、

本江遺跡ではよく見られますが、他の遺跡からはあまり発掘されていない、

本江遺跡独自のタイプの土器もあります。

 

まず、信州タイプの土器のように縁に突起があります。

そして、土器のくびれの部分は、何も模様が描かれず、

土器の胴部分には横線と縄の模様が入っています!

 

結構シンプルなデザインなんですが、

他ではあまりみることができないそうですよ~!

 

ここまで、本江遺跡で見つかっている土器をご紹介していきましたが、

いろんな地域と交流があったこともわかりますよね~!

だからこそ、全国の研究者の方が本江遺跡に注目しているというわけです・・・!

 

展示室には、とってもわかりやすい解説も書いてありますので、

それぞれどんな模様がついているのか、見比べてみてくださいね!

 

そして、今回の企画展では、本江遺跡のほかに、

富山県東部の遺跡からでた出土品も展示しています!

 

例えば、立山町の金剛新遺跡では、変わった形の土器が見つかっています!

鉢の外側に、コブのような突起物がついていたり、

鉢の縁が波打つような形をしたりしています~!

 

そして、面白かったのが、縄文後期の終わりごろに作られた壺の一部分の展示です!

解説文に、『楕円ドーナツのような文様がいたるところに!あっ!書き間違え発見!』とあったんです・・・!

 

書き間違え?どういうこと?とよーくみてみたら、

模様が規則的に並んでいるのに、一つだけ線をひくところを間違えて、別の模様になっているんです(笑)

まさか、この土器を作った方も、

何千年もあとになって、書き間違えを見つけられるとは思っていなかったでしょうね(笑)

 

また、魚津市の石垣遺跡からは、

細かい線で描かれた模様が美しい台付鉢の土台が発掘されています!

そして、富山県では3つしか出土していない、

遮光器土偶の一部が見つかっています!

 

他にも、黒部市の愛本新遺跡や朝日町の境A遺跡などの出土品も展示されていますので、

ぜひ、じっくりご覧になってみてくださいね!

 

ひとつの遺跡で、いろんな文化の土器がみられるのが面白かったです~!

なかなか、一度に各地域の文化があらわれたものを見ることはできないので、

本江遺跡ならではの展示だな~と感じました!

ぜひ、どんな模様が書いてあるのかじっくりご覧になってみてくださいね!

 

今日は、滑川市博物館で行われている『な~ん知らんだ!富山県東部の縄文後期ワールド』をご紹介しました!

 

*****************

滑川市博物館

開館時間 午前10時から午後6時まで

※最終入館は午後5時30分です。

休館日  毎週月曜日

企画展  『な~ん知らんだ!富山県東部の縄文後期ワールド』

開催場所 滑川市博物館3階

期間   12月22日(日)

入場   無料

 

また、12月14日、12月22日は、展示解説会が行われます。

時間は、午前11時からと午後2時からとなっています!

 

滑川市博物館のHPはコチラから。

********************

mizunashi 12:00 PM

クリスマスツリーの日!

2024年12月6日

12月といいますと、

仕事が忙しいほか、年末年始にむけて大掃除したり、年賀状作ったり、

クリスマスがあったり、なにかと盛りだくさんな1か月ですよね。

 

忙しい12月ですが、街ではクリスマスツリーを見かけるようになってきましたよね~!

 

そして、明日12月7日は、

1886年のこの日、横浜・明治屋に日本初のクリスマスツリーが飾られたといわれていることから、クリスマスツリーの日となっています~!

 

ということで、今日はクリスマスツリーについて調べてみました!

image2

まず、クリスマスといえば、クリスマスツリーというように、

何も考えずに子供のころから飾ってきましたが、

なぜクリスマスツリーは飾られるようになったんでしょうか。

 

諸説あるんですが、

もともとは北ヨーロッパに住む人々の風習で、冬至のお祭りでカシの木を飾っていたことが由来になっていると言われています!

 

キリスト教に関連する風習なのかなと思いましたが、

キリスト教が誕生する前からあるそうです!

 

このお祭りでは、冬至には魔女や悪魔などが出ると考えられていたため、

悪いことが怒らないようにごちそうを用意していました。

また、森で木を切ってきて家に運び、その木の幹を燃やして、

冬至の暗い時期に太陽を想っていたとのことです。

これが、クリスマスツリーの一番最初とのことです。

 

このクリスマスツリーがどうやって広がっていったかもいろいろ説があるんですが、

一番有力な説として、

キリスト教の宣教師が北ヨーロッパを訪れ、冬至のお祭りに遭遇し、

キリスト教に改宗させようとカシの木を切り倒したところ、

すぐそばからキリスト教に登場するモミの木が生えたことから、

モミの木をクリスマスツリーに使うようになったと言われています。

 

また、常緑のモミの木を使うクリスマスツリーには、

「永遠に枯れない命」という意味が込められています~!

 

なにげなくクリスマスツリーを飾っていましたが、

まさか古代の北ヨーロッパがクリスマスツリーの起源だとは思ってもいなかったので、

びっくりしました!

 

また、クリスマスツリーには、いろいろ綺麗な飾りを付けますよね~!

飾りにもそれぞれ意味があります。

 

まず、クリスマスツリーの一番上で輝いている「星」

この星は、トップスターといわれていて、

強い輝きを放ち、イエス・キリストの誕生を知らせた星といわれている「ベツレヘムの星」を意味しています。

人びとを導く大きく目立つ星は縁起がいいとされ、一番上に飾られているそうです!

 

続いてご紹介するのは、「クリスマスベル」です。

イエス・キリストの誕生を告げた天使が鳴らしたベルは、幸せの象徴となっており、

クリスマスツリーにも飾られています!

また、ベルには魔よけの意味もあるそうですよ~!

 

丸い形をしたオーナメントボールは、りんごを意味しています!

リンゴは、アダムとイブが食べた「知恵の木の実」を象徴しているといわれ、

「幸福」や「豊かな実り」の願いが込められてツリーに飾られるようになりました。

昔は、実際にりんごを飾っていたそうです!

 

キャンディケインと言われているキャンディの杖は、羊飼いが羊を導く杖を意味していて、

イエス・キリストが人々を導いてくれるという思いが込められていますよ~!

 

他にも、いろいろ飾りがありますが、それぞれ意味がありますので、

気になる方は調べてみてくださいね!

 

クリスマスツリーを飾る理由や飾りの意味を知ったうえで、

ぜひお家にクリスマスツリーを飾ってみてはいかがでしょうか。

 

今日は、クリスマスツリーの日をご紹介しました!

 

 

mizunashi 8:00 PM

越中陶の里陶農館

2024年12月2日

12月に入りましたね!

今年一年間、本当にあっという間だったので、

12月も一瞬なんだろうなと感じています。

12月はお仕事など忙しくなる時期だと思いますので、

体調を崩さないように気を付けてくださいね!

 

さて、先週のSTEP!では

越中陶の里陶農館をご紹介しました!

image5

越中陶の里陶農館では、立山町の伝統工芸品「越中瀬戸焼」の里で陶芸体験ができる施設です~!

今回は、山田智子さんに、越中瀬戸焼や陶芸体験の指導をしていただきました!

 

まずは、越中瀬戸焼についてご紹介しましょう!

越中瀬戸焼は、430年前から続く伝統工芸品です。

もともと立山の上末という地域は、陶器をつくるための土が豊富にあり、

3000年ほど前から、陶器づくりが行われていたそうです!

江戸時代の1594年に加賀藩主・前田利長公が「白土」に注目し、

愛知県の瀬戸から陶工をまねいたことで、越中瀬戸焼が誕生しました。

 

今は、かなくれ会に所属する7人の方が、伝統を引き継いでいらっしゃいます!

 

そんな越中瀬戸焼なんですが、土に特徴があるそうです!

 

一般的な陶器の土は、約1240度までしか耐えることができませんが、

立山町でとれる陶器用の土は、約1300度まで耐えることができるんです!

また、きめが細かいのも特徴の一つです。

 

そのため、薄いものも作ることができるそうですよ~!

 

また、きめが細かい土といいましたが、

きめが細かい土から粗目の土、白っぽい白土から赤土まで、

様々な土があるそうで、作りたい作品や職人さんごとに使い分けています!

 

そして、もう一つびっくりしたのは、

土から粘土づくりまで、職人のみなさんが行っている!ということです。

 

越中陶の里陶農館に所属している2人の作家さんも、

陶農館が所有しているところから土を採取し、不純物を取り除き、水槽にいれて、水をきってと、自ら粘土を作っています。

夏は1か月半、春・秋は2・3か月かかるときき、驚きましたね~!

 

そして、もう一つ越中瀬戸焼の特徴としては、

電気釜、ガス釜に加えて、薪釜の登り窯で焼くことができるということです!

陶農館にも登り窯がありますし、職人さんごとに、登り窯を持っていらっしゃるそうです。

 

登り窯で焼くことで、火が直接あたったところに緋色がでたり、薪の灰がかかったところで雰囲気がかわったりと、電気釜やガス釜よりも味がある作品になるそうです!

 

もちろん電気釜やガス窯でやいたほうがいい作品もあるそうで、

うまく使い分けて作品制作をしているとおっしゃっていました!

 

ちなみに、普段の陶芸体験では電気釜かガス釜で焼きますが、

プラスで登り窯料金を支払うと、年に一回秋に行う登り窯の日に一緒に登り窯で焼いていただけるそうですよ~!

 

ちなみに、山田さんは、もともと地元の千葉で活動されていたそうなんですが、

登り窯が使えるということ、自然とともに陶芸ができるというところにひかれて、

立山町に移住をしたそう!

自然とともに陶芸ができるのが楽しいとおっしゃっていました!

 

ここまで、越中瀬戸焼についてご紹介してきましたが、

私も実際に越中瀬戸の粘土をつかって陶芸体験をしてきましたよ~!

 

今回は、特別に小皿づくりを体験させていただきました!

材料は、越中瀬戸の粘土250gです!

粘土は、乾かないように湿ったたおるに包まれています。

image6

まずは、粘土を取り出し、手で転がして丸くしていきます。

粘土のしわは、軽くたたいたり、少ししめった手でなでたりすると消えます。

この時、水につけた手で触ると、焼いたときに割れやすくなってしまうので、気を付けましょう!

 

粘土がまるくなったら、乾いた布の上におき、

粘土の両脇に7㎜幅の木の板を置きます。

 

そのあと、まずは手のひらで、粘土をたたいて粘土を伸ばしていきます。

ある程度、伸びたら、生地を伸ばすめん棒をつかってさらに生地を伸ばしていきます。

この時、粘土の両脇においた板の上を通過するように転がしていきます!

板の上で転がすことで、生地が7㎜より薄くならず、

生地の厚さを一定にすることができますよ~!

image3

ある程度生地を伸ばしたら、お皿の縁を作ります。

この時、勢いよくひっぱると穴があいたり、生地が薄くなってしまうので、要注意です!

 

縁ができたら、お皿にスタンプを押したりして、

自分だけの柄にしていきましょう!

私は、扇形のスタンプを組み合わせて、お花を咲かせてみました~!

 

あとは、おさらの縁のことろも可愛らしくしてみました!

image4

どんなデザインにするのか考えるのも楽しかったですね~!

 

デザインが完成したあとは、なめしという布をつかって、縁を滑らかにして完成です!

 

受け取りは1か月後になるんですが、

今週ちょうど1か月たったので、受け取ってきました!

 

まずは、割れずに無事にお皿になっていて安心しました~!

そして、今回は、色がよく入る赤みがかった茶色を選んだんですが、

とっても可愛らしい色でした~!

image1

スタンプでつけた花柄にもしっかり色がはいっていましたよ~

 

これから、これに料理を取り分けたり、醬油皿として使ったり、

たくさん使いたいですね~!

 

割れないようにするためには、

粘土を必要以上にさわらないことと、優しく扱うようにしましょう!

 

また、12月21日、22日は、

陶農館にてかなくれ会によるお茶会が行われます!

時間は、午前10時から午後4時で、予約が必要です。

予約は、電話 080-4252-0020 までお願いします!

また、12月21日から陶農館でかなくれ会のかたの作品展示会『かなくれ会陶展』も行われます!

12月28日までですので、ぜひ、訪れてみてくださいね!

 

今回、小学生ぶりに陶芸体験をしましたが、

本当に楽しかったです・・・!

大人になっても、自分で何かを作るっていいな~と改めて感じました!

ぜひ、ご家族やご友人、カップルで訪れてみてくださいね!

 

今回は、越中陶の里陶農館をご紹介しました!

********************

越中陶の里陶農館

開館時間 午前9時から午後4時まで

休館日  毎週火曜日、祝日の翌日

体験   手ひねり体験、絵付け体験

手ひねり体験 教材用粘土か越中瀬戸の粘土を選ぶことができます!

越中瀬戸の粘土は少し癖があるので、お子さんが体験するときは教材用粘土がおすすめです!

手ひねり体験の料金 教材用粘土 1540円

越中瀬戸の粘土 1430円

 

絵付け体験 素焼きしたお皿や湯呑みに絵をかくことができます。

料金 ものによって変わりますので詳しくはHPをご確認ください!

 

※手ひねり体験も絵付け体験も、受け取りには1か月ほどかかります。

予約は、陶農館のHPからできます!

 

陶農館のHPはコチラから。

********************

mizunashi 12:00 PM