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越中陶の里陶農館

2024年12月2日

12月に入りましたね!

今年一年間、本当にあっという間だったので、

12月も一瞬なんだろうなと感じています。

12月はお仕事など忙しくなる時期だと思いますので、

体調を崩さないように気を付けてくださいね!

 

さて、先週のSTEP!では

越中陶の里陶農館をご紹介しました!

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越中陶の里陶農館では、立山町の伝統工芸品「越中瀬戸焼」の里で陶芸体験ができる施設です~!

今回は、山田智子さんに、越中瀬戸焼や陶芸体験の指導をしていただきました!

 

まずは、越中瀬戸焼についてご紹介しましょう!

越中瀬戸焼は、430年前から続く伝統工芸品です。

もともと立山の上末という地域は、陶器をつくるための土が豊富にあり、

3000年ほど前から、陶器づくりが行われていたそうです!

江戸時代の1594年に加賀藩主・前田利長公が「白土」に注目し、

愛知県の瀬戸から陶工をまねいたことで、越中瀬戸焼が誕生しました。

 

今は、かなくれ会に所属する7人の方が、伝統を引き継いでいらっしゃいます!

 

そんな越中瀬戸焼なんですが、土に特徴があるそうです!

 

一般的な陶器の土は、約1240度までしか耐えることができませんが、

立山町でとれる陶器用の土は、約1300度まで耐えることができるんです!

また、きめが細かいのも特徴の一つです。

 

そのため、薄いものも作ることができるそうですよ~!

 

また、きめが細かい土といいましたが、

きめが細かい土から粗目の土、白っぽい白土から赤土まで、

様々な土があるそうで、作りたい作品や職人さんごとに使い分けています!

 

そして、もう一つびっくりしたのは、

土から粘土づくりまで、職人のみなさんが行っている!ということです。

 

越中陶の里陶農館に所属している2人の作家さんも、

陶農館が所有しているところから土を採取し、不純物を取り除き、水槽にいれて、水をきってと、自ら粘土を作っています。

夏は1か月半、春・秋は2・3か月かかるときき、驚きましたね~!

 

そして、もう一つ越中瀬戸焼の特徴としては、

電気釜、ガス釜に加えて、薪釜の登り窯で焼くことができるということです!

陶農館にも登り窯がありますし、職人さんごとに、登り窯を持っていらっしゃるそうです。

 

登り窯で焼くことで、火が直接あたったところに緋色がでたり、薪の灰がかかったところで雰囲気がかわったりと、電気釜やガス釜よりも味がある作品になるそうです!

 

もちろん電気釜やガス窯でやいたほうがいい作品もあるそうで、

うまく使い分けて作品制作をしているとおっしゃっていました!

 

ちなみに、普段の陶芸体験では電気釜かガス釜で焼きますが、

プラスで登り窯料金を支払うと、年に一回秋に行う登り窯の日に一緒に登り窯で焼いていただけるそうですよ~!

 

ちなみに、山田さんは、もともと地元の千葉で活動されていたそうなんですが、

登り窯が使えるということ、自然とともに陶芸ができるというところにひかれて、

立山町に移住をしたそう!

自然とともに陶芸ができるのが楽しいとおっしゃっていました!

 

ここまで、越中瀬戸焼についてご紹介してきましたが、

私も実際に越中瀬戸の粘土をつかって陶芸体験をしてきましたよ~!

 

今回は、特別に小皿づくりを体験させていただきました!

材料は、越中瀬戸の粘土250gです!

粘土は、乾かないように湿ったたおるに包まれています。

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まずは、粘土を取り出し、手で転がして丸くしていきます。

粘土のしわは、軽くたたいたり、少ししめった手でなでたりすると消えます。

この時、水につけた手で触ると、焼いたときに割れやすくなってしまうので、気を付けましょう!

 

粘土がまるくなったら、乾いた布の上におき、

粘土の両脇に7㎜幅の木の板を置きます。

 

そのあと、まずは手のひらで、粘土をたたいて粘土を伸ばしていきます。

ある程度、伸びたら、生地を伸ばすめん棒をつかってさらに生地を伸ばしていきます。

この時、粘土の両脇においた板の上を通過するように転がしていきます!

板の上で転がすことで、生地が7㎜より薄くならず、

生地の厚さを一定にすることができますよ~!

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ある程度生地を伸ばしたら、お皿の縁を作ります。

この時、勢いよくひっぱると穴があいたり、生地が薄くなってしまうので、要注意です!

 

縁ができたら、お皿にスタンプを押したりして、

自分だけの柄にしていきましょう!

私は、扇形のスタンプを組み合わせて、お花を咲かせてみました~!

 

あとは、おさらの縁のことろも可愛らしくしてみました!

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どんなデザインにするのか考えるのも楽しかったですね~!

 

デザインが完成したあとは、なめしという布をつかって、縁を滑らかにして完成です!

 

受け取りは1か月後になるんですが、

今週ちょうど1か月たったので、受け取ってきました!

 

まずは、割れずに無事にお皿になっていて安心しました~!

そして、今回は、色がよく入る赤みがかった茶色を選んだんですが、

とっても可愛らしい色でした~!

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スタンプでつけた花柄にもしっかり色がはいっていましたよ~

 

これから、これに料理を取り分けたり、醬油皿として使ったり、

たくさん使いたいですね~!

 

割れないようにするためには、

粘土を必要以上にさわらないことと、優しく扱うようにしましょう!

 

また、12月21日、22日は、

陶農館にてかなくれ会によるお茶会が行われます!

時間は、午前10時から午後4時で、予約が必要です。

予約は、電話 080-4252-0020 までお願いします!

また、12月21日から陶農館でかなくれ会のかたの作品展示会『かなくれ会陶展』も行われます!

12月28日までですので、ぜひ、訪れてみてくださいね!

 

今回、小学生ぶりに陶芸体験をしましたが、

本当に楽しかったです・・・!

大人になっても、自分で何かを作るっていいな~と改めて感じました!

ぜひ、ご家族やご友人、カップルで訪れてみてくださいね!

 

今回は、越中陶の里陶農館をご紹介しました!

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越中陶の里陶農館

開館時間 午前9時から午後4時まで

休館日  毎週火曜日、祝日の翌日

体験   手ひねり体験、絵付け体験

手ひねり体験 教材用粘土か越中瀬戸の粘土を選ぶことができます!

越中瀬戸の粘土は少し癖があるので、お子さんが体験するときは教材用粘土がおすすめです!

手ひねり体験の料金 教材用粘土 1540円

越中瀬戸の粘土 1430円

 

絵付け体験 素焼きしたお皿や湯呑みに絵をかくことができます。

料金 ものによって変わりますので詳しくはHPをご確認ください!

 

※手ひねり体験も絵付け体験も、受け取りには1か月ほどかかります。

予約は、陶農館のHPからできます!

 

陶農館のHPはコチラから。

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mizunashi 12:00 PM